3QFilms
追加決定したGW期間の配信上映も含めて、全日程が終わってからだいたい2週間くらいたった。
思うところは、本当にたくさんあるはずなのに、言葉にならないのである。
配信上映が終わって、事務的なことも片付いて、
落ち着いたら言葉が出てくるかと思ったけど、やはりうまく言葉にできないのである。
私は、IT技術をそれなりに使いこなしているようで、
温度とか匂いとか表情とか、そういったものを感じ取りながら気持ちを整える人間だったようで、イベントが終わって連絡をとる必要性もなくなった静かな日々の中で、
何をどう語ればよいのかわからないみたいだ。
ただ一つ。
せっかく作った作品を、次、どうしようかと考えていた。
私は、あまり上昇志向があるタイプでもないので、
作った作品でステップアップしていこうというよりも、
作品の先にある広がりに興味がある。
自分の作品を観て「音楽いいなと思って工藤さん調べたよ」とか「○○の芝居すばらしいね、また観たくなったよ」とか言ってもらえるととても嬉しい気持ちになる。
もちろん「次は劇場で観てね」なのであるが、
コロナ的状況が状況なだけに、劇場での上映にガンガン力を注ぐというのも難しい。
一方で、
「配信」という手段の利点は、それこそ「広がり」だと思っているので、もっと広がればいい、そういう気持ちでこの2週間は作品の英語訳に勤しんでいた。
英語は全然得意じゃない、学生の頃からすごく苦手でいつも私の足を引っ張ってた分野だけど、WEBを通じた広がりをもたせる手段としては不可欠、ってなことで英語と格闘し、英語字幕版を完成させた(帰国子女の友だちを紹介してもらって作品の英語はちゃんとしてます)
どうだろう、世界のどこかに私たちの映画は届くだろうか。
『カノンの町のマーチ』のときも、そんなこと言って英語訳して海外の映画祭にエントリーして全敗で「不甲斐ない」って泣いてたけど、無駄な努力かもしれないこんなことでも、準備しないことには可能性はいつまでたってもゼロなのである。
ほんとバカだなぁと思うけど。
英題は『Write Lights』にした。
語音、結構気に入っている。
ポスターイメージ、比べてみると、英語版はなんだかすごくファンタジックになった。
また改めて、書き留めたい言葉が出てきたときに、
作品のこと書けたらいいなと思っている。
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