FIKAのすすめ
北欧のコーヒーブレイクタイムをFika(フィーカ)と呼び、とても大切にされている習慣ということは以前から知っていたのだが、
そのフィーカがなんと10:00と15:00の1日2回ある、ということを最近知って驚きである。
日本人の感覚からしたら「どんだけ休むねん」となるところである。
ただ、だ。
思うのだ、フィーカにしろシエスタにしろ、
のんびりした習慣がある国の文化圏の人たちの方がなんとなく幸せそう(日本に住んでいて入ってくるネットやらの情報だけだから大変な想いをしている人ももちろんいると思うけど)
というのと、のんびり習慣の国が「発展が遅れている」とも思えない。
だったら、やってみようじゃん、と思ったわけである。
「悠長ですねぇ」と自分とは関係のないことと流すよりも、
やれるんならやってみればいいじゃないですか。
そこで私は、どんなに仕事に集中できていても、
逆に全然仕事ができていなくても、
朝食とランチの間に1回、昼とお夕飯の間に1回、
ティータイムを作るのを実施してみた。
それがね、いいんですよ。
とても不思議なんだけど、仕事がはかどるの。
お茶する、ときどきお菓子も食べる、って決めただけなのに。
もっと早く気付けたら、映画で抱えた借金諸々のことも、もっと楽に済んだんじゃないかと思うけど、まぁそれは仕方なし。
今気付けただけでもラッキーだ。
私の尊敬する人の最上位クラスに有元葉子さんという料理家さんがいる。
有元さんの料理に関するあれこれは、とても納得がいくし、私にとても相性がよい。
いろんな記事を読んでいても、有元さんのような生き方がしたい、ととても思う。
どこかで「ベランダは部屋の一部」と仰っていた。
つまり、ベランダは「外」ではなく部屋という認識で、
毎日の拭き掃除の中でベランダも毎日拭き掃除をする、
だからベランダ用スリッパなんて必要なく、裸足で出られる、というのだ。
ちょっと待ってくれ、だ。
私はお掃除は好きで、
毎日、部屋全体の掃き掃除(掃除機は使わない)をして、
週に2回、水拭きをしている。
好きだけど、週に2回でも水拭きした後は「あー、しんど」とは思うわけで、
それを毎日、ベランダもやるだと!?
ただ、有元さんはそれを実現するために疲弊しているとは思えないのだ。
たくさんの本を出版して、取材も受けて、スケジュールだって詰まっているに違いない。
でも、きっと呼吸をするくらい自然にやってるはずだ。
どんな手順で有元さんがお掃除されているのか、とても気になるところだけれど、
これもフィーカの考え方と近いような気がしていて、
つまりは、オンオフの切り替え上手になること、というのが鍵を握っている気がする。
毎日ベランダまで拭き掃除をする、という生き方、
思考回路を手にいれることが、
理想の生活であったり、
ここで綴っている「借金返済日記」の解決の糸口になるんじゃないか、と思ったりしている。
この習慣ができるようになれば、広いベランダの部屋に引っ越せたあかつきには、
テラス席作ったりしたいしね。
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