アイルランド 音楽紀行

こんなタイトルの本、いくつか出版されてるんじゃないかな。

音楽の国っていう部分に置いては、机上の空論にならなかった。
あーほんとだ、ほんとにそうなんだ!という気持ちになった。

街が音楽で溢れてる。

ちょっと歩けば路上ライブ、ちょっと歩けば路上ライブ。
パブでは毎晩ライブ演奏。
音楽が鳴り止まない。

飲み物片手に心ゆくまでライブが聴ける。
しかもちょっと遅めの21:00スタートというお店が多くて、夕方過ぎは余裕があった店内も、ライブが始まり会社帰りのサラリーマンさんもどやどやっとやって来る頃には大混雑なのである。

わたしは、お酒はあまり飲めないし、女一人旅ゆえ、早めにライブをやってるお店へ行って、晩ごはん食べながらライブを聞くことにした。

飲み物だけのパブもあるけど、アイルランドの伝統料理がたべられるお店も結構ある。

しかも結構美味しいの。
イギリス文化と似てるからと言って侮っちゃだめ、アイルランドは美味しい、笑。
これとか、フィッシュ&チップス食べてみようと思ったものの、揚げ物&揚げ物はしんどいなーと、フィッシュ&サラダにできないかと聞いてみたらやってくれた\(^o^)/

魚のフライもサクサクの衣に中はジューシーな白身魚、とっても美味しい◎
アイルランド伝統料理のシチューとか。
クタクタに煮込んだ優しい味を啜りながらライブを聴くの、とてもいい。
1人でシチュー食べながらライブ聴いてたら、隣りにカップルが来て、わたしの拙い英語でも一緒に喋ってくれた。
そいで2軒目も一緒に行こうって。

嬉しかったなぁ。
そしてまたあるパブでは、おじさんたちに絡まれていたんだけど、突然ミュージカルみたいにみんな歌い出す。
「広島から来た」と告げると「○▽※〓〜ヒロシマ〜」とかなんとか歌ってくれていた、笑。

そんで「次あんた歌え。日本の歌を聴いてみたいから歌ってくれ」というとんでもない無茶振り。
無理って言っても聞いてくれず、困り果ててウルフルズとか口ずさんでみてもみんなポカーンだし、やれやれって思ってたら、近くでやり取りを聞いてたカナダ人のおばさんが突然『上を向いて歩こう』を歌い出した!

びっくりしたけどわたしも一緒になら歌えた。
なんだかとても嬉しいできごとだったよ。
別れ際におばさんがカナダの1ドルコインをくれた。
お守りにしよって思ったな。

このブログに動画が投稿できないのがほんとに残念である。
もし、インスタアカウント見てもらえたら、遡ってもらうことになるけど幾つか動画アップしてます。
この路上のかわいいおじさんとわんこの動画とか。
本気で誰1人として立ち止まらないのに、顔を真っ赤にさせるほどに一生懸命歌ってる青年のこととか。

わたし見逃してたんですけど、映画『ONCE ダブリンの街角で』の予告見て、これやん!この光景となりましたので、予告だけ貼り付けとこ。

Donuts Films

映画監督・俳優 前田多美です。 映画に関することはもちろん、 大切にしたいお料理のこと、お気に入りの日々のことを総括したサイトです。