借金返済日記:1
実は今、ざっくり総額400万円の借金があるのである。
もともと、350万円の借金で、2024年終わる時点で50万円返済したのだけれど、
400万円に増えているという。
350万円というのは撮影に対して借りたお金で、
そこから上映があり興行収入が入ってくるまでに経費がかかるから増えるのである。
そして実は未払いの経費もあるので増やさないように気をつけなければいけない。
400万円という金額は、私にとってどういう金額かというと、
学生時代に借りた奨学金は450万円で、
これを20年くらいかかって返済したばかり。
会社員していたときの年収は250万円くらいで、
だいたい年間250万円くらいの生活費で暮らしているので
うん、簡単な額じゃないのである。
400万円を興行収入で賄おうと思うと、
どんぶり勘定で6000人くらい動員しなくちゃならない。
そして、現時点、上映が決まっているのは下記の通り。
4/19~4/25 シネマスコーレさん
4/29 小野沢シネマさん
5/10~5/16 新潟シネ・ウインドさん
5/23~5/29 長野相生座・ロキシーさん
さて、この全ての劇場で全日程満席という奇跡が起こったとしよう。
ロキシーさんはどのスクリーンか決まってないので、
ざっくり平均し、
上映日数とキャパのかけ算たし算で見積もったとして2000人、ということになる。
そう。
詰んでいるんだ。
算数的ロジックで考えると、無理!ということになるんだ。
どうするよ。
他の仕事をして稼ぐ、というのも考えた。
「これならできそう」と思う求人にエントリーしたりもしたが、
映画の配給まわりでやることも無限にあり、職務経歴書なるものを送る手前で止まっている。
そして、それは生活費の補填にはなっても、
そう簡単に400万円がスパッと返せる額を稼げる仕事に就けたりもしないのだ。
どうする。
今までやってきたことと言えば、グッズの販促。
これは、ミュージシャンの人は共感してくれる気がする。
純粋に映画制作をしている人からは「何屋さんなの?」と揶揄されもするんだけど、
映画も観てグッズも買ってもらえることで、売上的には本当に助けられるのだ。
なので力を入れたし、もちろん、お客さんが買って嬉しいものを一生懸命考えて作った。
だから全劇場全日程満席!という奇跡が起こり、
グッズも買っていただけたら、半分くらいゴールには近づけるというものだけれど、
まずその動員は「奇跡」なのである。
私は今、こういう状況を生きているのである。
このサイトを振り返れば、クラウドファンディングをスタートしたときに更新して依頼止まっていたのだが、その後の日々はまるで溶けるように過ぎていき、今に至っている。
このクラウドファンディングで約350万円をみなさんから寄付していただいたので、
それがなかったらと思うと恐ろしいし、無理だった。
「上映にこぎつけるまで足りてないので助けてください」は本当だったのだ。
圧倒的に詰んでいる私は、
算数的ロジックで考えると八方塞がりなので藁をも縋る思いで図書館に出かけ
”奇跡を起こす方法”みたいな本を手に取り読んだ。
読んだけれど、そこに書かれていることは
私はもうすでにほとんどやっていた。
映画を作って生きているということ自体が、奇跡みたいなものなのかもしれない。
書かれていた中でやってないことといえば「長い物にまかれる」ということくらいで、
そういうのは相当苦手なのである。
もうひとつが、このストーリーをfacebookなるものに綴れというもの。
facebookは去年の誕生日に削除しようとしてうまくいかず、
アプリ削除してログアウトしたまま放置している。
SNSは苦手なのだ。
映画を純粋に楽しんでほしいという想いもあるので、
SNSにそういうことは書かず、ひっそりとこのブログになら書けるかな、と思った次第だ。
私の借金返済が、今後どうなっていくのか、
また展開があれば更新したいと思う。
でも、更新できないかもしれないし、誰かに怒られて消すかもしれないとも思う。
そして、動員がどうとか、売上がどうとか書いたけれど、
それはあくまで「借金返済」というストーリーから見た話で、
私は自分の経済的状況がどうあろうとも、
一人のお客さんが映画と出会ってくれた、
という喜びを、絶対に忘れず乗り越えていくのである。
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