クラウドファウンディングが始まった
新作映画『KYロック!』完成目前という今、
とうとうクラウドファウンディングを始めることになった。
何故なら、実を言うとすでに赤字になっているから、なのだが…
今まで、
例えば『犬ころたちの唄』の時は、
多少赤字でも、上映で盛り上げられたらなんとかなる!と思えたのだが、
今回は、上映までに準備する金額もさらにかかるので、なんとも。
クラウドファウンディングでは、目標金額を250万円に設定し、
達成したら、公式グッズにオリジナルサウンドトラックCDを入れると明言したことについて、書きたい。
『KYロック!』は加藤雅也さんがライブシーンに挑戦してくださった映画なのだが、
そのシーン以外にも素敵な音楽に溢れた仕上がりとなった。
70年代の名曲から、出演ミュージシャンであるミカカさんの楽曲、
クラシック曲の歌唱アレンジや、広島地元のインディーズミュージシャンの音楽、と、
最初から最後まで音楽尽くし。
ぜひともサウンドトラックCDを作りたいところなのだが、制作費がとてもかかる。
著作権管理された曲を収録するのももちろんお金がかかるんだが、
私は、ともに収録するインディーズミュージシャンの人たちにも、
使用料をお支払いしたいと思っている。
『KYロック!』完成間近の状態を観て、やはり改めて思うのは、
この映画が本当にたくさんの人たちの才能や努力の集合体だということ。
その才能の力を借りておいて、
「インディーズにはお金払わない」というのは違うと思うんだ。
立派な額は払えないかもしれないけれど、
そして「お金のためにやってるわけじゃないから」と本人たちも言ってくれるかもしれないけれど、やっぱり気持ちとして、お渡ししたい。
それが、表現者の人たちが食べていける未来への小さな一歩にもなるかもしれないから。
で、かっこいいこと言うのはわかったけど、
資金がないなら作るの諦めろよ、すでに足りてないわけだからさ、という自問自答で、
すんごい悩んだのである。
悩んだ末、かっこはつけきれないけれど、
クラウドファウンディングを通じて、応援してくださるみなさんの力をお借りして、
作ることができたら、理想として描いた未来に少しでも近づけるかもしれない、
そして映画を観たお客様にもきっともっと楽しんでもらえる、
と、思い至ったのである。
なので、
クラウドファウンディングが目標達成できたら、
すでに赤字の部分を補填させてもらいつつ、
オリジナルサウンドトラックCDを作りたい。
そして、さらに金額が上回ったら、
キャストと共に舞台挨拶などのイベントを企画して、
より、お客様に楽しんでいただけることに還元したいと思っている。
私の映画に興味を持って観てくれるだけでもありがたいのだけれど、
もし、クラウドファウンディングも応援していただけそうだったら、
何卒、よろしくお願いいたします!
追伸:クラウドファウンディングのリターンには、
確実に実行可能なことしか書けないんで、
100万円プランなんかはこんなことになった。
運が良ければ、誰か一緒に来てくれる、かも、しれない、みたいな。
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