呉へ行く日々

『犬ころたちの唄』呉ポポロシアターさんでの上映が始まった。

本日12月12日初日、
火曜日のど平日お昼にも関わらず、たくさんの方に来ていただけて嬉しかった。

今まで、何故、呉上映がなかったか。
まぁ、私がお願いに伺ってなかったんだけど、
動員が不安でね。

「お客さん入りませんでした」ってなったら、
せっかく機会もらっても、申し訳ない気持ちになる。

私、大阪の端っこ、河内長野という町で育ったのだけど、
映画観るために30分電車乗って行ってたので、

広島上映はロケ地横川1点集中で頑張るのがいいと思ったわけである。

興味持ってくれた人は来てくれるだろうし、
実際、既に呉から横川に観に来てくれた方もたくさんいた。

で、『犬ころたちの唄』上映が一旦落ち着き、
DVDも出たところで、
またスクリーンで上映していただける、
というのは、今度は逆に呉に来てくれるお客さんもいるかも!と思ったわけである。

で、結果、
今日のところはなんと「初めて観た」というお客さんがほとんどだったのだ。

これはとても嬉しい。

まだまだ新たに興味もっていただけるんだな、と。

あと、呉の街の人たちが、
みんなほんと優しくてびっくりしている。

チラシ配ったり、設置のお願いしても、
みんな本当に優しい。
話しかけて嫌な顔されたこと1回もない。

広島に移住しても(基本引きこもりなので)呉を訪れることがほとんどなかったんだけど、
ここ最近、感動している。

呉にプロモーションで行くのに、
久しぶりに電車生活してるのだけど、
電車移動のよいところは、本を読み進められるところだね。

編集という仕事について書かれた
『映画の瞬き』という本を読了した。

これは、本当に読んでよかった。

自分が今、作りたい映画を作るにあたって、
何を大切にすればよいか、少しわかった気がした。

あと、人生って一体なんだろうなぁ、という気持ちにもなった。
自分が生まれた時代の葛藤の中で、

生きるしかないんだよなぁ。

Donuts Films

映画監督・俳優 前田多美です。 映画に関することはもちろん、 大切にしたいお料理のこと、お気に入りの日々のことを総括したサイトです。